受験へ集中力アップ
受験シーズンを到来を前に、北九州予備校熊本校の生徒が15日、中央区横手の禅定寺で「坐禅会」に臨んだ。気力や集中力を高めてもらおうと、同校が毎年実施。今年は希望者1人が参加した。最勝林佑信住職に坐禅の方法を教わり、いざ実践。約1時間、あぐらを組み精神を集中させた。姿勢が悪かったり、眠りそうになったりした生徒には、住職が警策を振り下ろし活を入れていた。松原廉さんは「たたかれて気持ちが引き締まった気がする。試験本番に向けて、1日5分でも座禅を続けていきたい」と話した。
(2013年11月16日 熊本日日新聞より)
坐禅会終了後、禅定寺特製の合格祈願の御札を、受験生一人一人に直接手渡した。

坐禅会

2012年11月15日

2013年11月15日

座禅とは
玉龍山 禅定寺
〒860-0046 熊本県熊本市中央区横手1丁目9番6号
TEL 096-353-1749
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受験にカツ! 熊本で受験生座禅
 熊本市の予備校に通う受験生約50人が15日、同市中央区の禅定寺で座禅をして大学入試へ向けて精神を鍛えた=写真=。

 毎年恒例の行事で、集中力を高める狙いがある。受験生たちは1回の休憩を挟んで約1時間の座禅に挑戦。あぐらをかいて背筋を伸ばした姿勢で精神統一を図り、時折、住職の最勝林佑信(さいしょうりんゆうしん)さん(61)に警策(きょうさく)と呼ばれる板状の棒で肩をたたかれていた。

 座禅を終えた受験生に対し、最勝林住職は「精神統一して試験に臨めば、思うところに入れるはず」と激励。同市中央区大江の伊藤瑠奈さん(18)は「気持ちが引き締まった。受験へのラストスパートを頑張ります」と力強く話していた。

2012年11月16日 読売新聞より)
近年の実績
曹洞宗の教えの根幹は坐禅にあります。それはお釈迦さまが坐禅の修行に精進され、悟りを開かれたことに由来するものです。禅とは物事の真実の姿、あり方を見極めて、これに正しく対応していく心のはたらきを調えることを指します。そして坐ることによって身体を安定させ、心を集中させることで身・息・心の調和をはかります。

曹洞宗の坐禅は「只管打坐(しかんたざ)」、ただひたすらに坐るということです。何か他に目的があってそれを達成する手段として坐禅をするのではありません。坐禅をする姿そのものが「仏の姿」であり、悟りの姿なのです。私たちは普段の生活の中で自分勝手な欲望や、物事の表面に振りまわされてしまいがちですが、坐禅においては様々な思惑や欲にとらわれないことが肝心です。

道元禅師はまた、坐禅だけではなくすべての日常行為に坐禅と同じ価値を見いだし、禅の修行として行うことを説かれています。修行というと日常から離れた何か特別なことのように聞こえますが、毎日の生活の中の行い一つひとつを坐禅と同じ心でつとめ、それを実践し続けることが、私たちにとっての修行なのです
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